橿原市からJリーグを目指すサッカークラブ「飛鳥FC」が所属する2024アストエンジ関西サッカーリーグ(以下KSL)Division1の第10節vsレイジェンド滋賀は、8月24日に橿原公苑陸上競技場で行われ、飛鳥FCが2-0で快勝!
カシューWEB編集部は、ホームゲームに潜入!試合レポートや、先日発表されたクラウドファンディングの情報もお伝えします。
試合前
今年、初開催となる橿原公苑陸上競技場、通称カシリクでのホームゲーム。17時開始の試合には、キッチンカーが出店するなど、お祭りムードでした。記者も「ナカスタ」のスタミナ丼を購入。ジューシーかつボリューミーな食べ応えで、大満足でした。
また、この日は胸スポンサーを務める「丸産業」のマッチデーということで、来場者には保冷バッグがプレゼントされました。
試合前には、亀田忠彦・橿原市長も来場し、サポーターへ挨拶。キックインセレモニーで会場を盛り上げていました。
試合展開
KSLでは9節を終えて5勝2敗2分けと好調を維持しており、現在3位につける飛鳥FC。この日はホームに、6位レイジェンド滋賀を迎えました。
試合は序盤からペースを握った飛鳥FCが、何度も相手ゴールに迫る展開に。先制点が生まれたのは前半12分。中盤で相手のボールを奪うと、そのまま左サイドを駆け上がったMF瓜生紘大選手が左足でクロス。FW清川流石選手が打点の高いヘッドで合わせて、先制ゴールをあげました。その後もMF井口椋介選手のカットインからのシュートがクロスバーを直撃するなど飛鳥FCが攻勢を強めると、前半42分には、ゴール前の混戦から再びFW清川流石選手が押し込んで追加点。2点リードで前半を終えました。
後半は、美濃部直彦監督がハーフタイムに「相手に1点与えると勢いが出てくる。そこを与えないように」と選手に伝えた通り、相手の攻撃を飛鳥FCのDF陣が必死の守りで食い止める展開に。何度もゴール前まで攻め込まれますが、GKの丸山聡太郎選手を中心に守り切り、2-0で勝利をあげました。
試合の振り返り 選手&監督コメント
2ゴールの活躍で勝利の立役者となった清川流石選手は、「前の試合でヘディングを止められていたので、(ボールの)叩き方とコースを意識して練習してきました。それが出て良かったです」と笑顔で得点を振り返ってくれました。これで5節以降は引き分けを挟んで5連勝。好調の要因を「守備陣が0で抑えてくれているというのが大きい。1点さえとれば勝てるという気持ちがある」と清川選手は分析。カシリクでのホームゲーム開催に、「天気が悪くなるという予報もあった中でたくさんのサポーターの方に来てもらえて嬉しいです。リーグ優勝を目指して頑張るので、もっともっとたくさんのお客さんに集まってほしい」と、呼びかけていました。
美濃部直彦監督は、「前半攻撃的に出て2点を取って、その後3点目4点目を取れなかったのは反省点。ただ攻撃面もだいぶ良くなっているので良かったと思います」と収穫と反省を口にしました。8月31日には、リーグ優勝を争うアルテリーヴォ和歌山との直接対決が、和歌山市紀三井寺公園陸上競技場で行われます。清川選手は「去年から練習試合を含めて勝ってない相手。チャレンジャーとして倒すだけです」と断言。美濃部監督も「楽しみですね」と、意気込みを語ってくれました。
クラウドファンディング「飛鳥FC金鵄プロジェクト」がスタート!
Jリーグの1つ下の全国リーグ、日本フットボールリーグ(JFL)昇格へ向けて、好調をキープする飛鳥FCですが、昨年度時点で約350万円の赤字を計上。現在チーム存続の危機に瀕しており、それを乗り越えるために、クラウドファンディング「飛鳥FC金鵄プロジェクト」を立ち上げています。8月にはサッカースクールの開設を予定しており、今後下部組織を含めたクラブづくりを進める中で、今年度を乗り切ることが出来れば、来年度以降は収支の改善が出来る見通しとのこと。今回のクラウドファンディングには、不足している資金への支援のお願いという意味だけではなく、飛鳥FCの未来に多くの方々に関わってもらい、共にクラブを育てていただきたいという願いが込められているそうです。この機会に、橿原市をはじめ、中南和を代表して戦う飛鳥FCを応援し、共にクラブをサポートしませんか。
詳しくは「飛鳥FC金鵄プロジェクト」ページをご覧ください。