橿原市からJリーグを目指すサッカークラブ「飛鳥FC」が所属する「日本フットボールリーグ(JFL)」が開幕。記念すべきホーム開幕戦は、3月16日に橿原公苑陸上競技場で行われ、飛鳥FCが0-1でヴィアティン三重(三重県)に惜敗しました。
カシューWEB編集部は、ボランチとして攻守に大車輪の活躍をした背番号20番MFの北田大亜選手にインタビュー。5年前は、奈良県リーグ1部の奈良クラブソシオスでプレー。ついに辿り着いた全国リーグJFLの舞台について、お聞きしました。
試合レポートはこちら→3月16日「飛鳥FC VS ヴィアティン三重」試合レポート
北田大亜選手インタビュー

――今日の試合を振り返ってみていかがですか?
試合内容的には、相手の蹴ってくるサッカーに対して、前半は粘り強く戦えたと思いますし、逆にセカンドボールを拾って、フィニッシュまでいけるシーンもあったので、こっちの思惑通りいけたんじゃないかなと思います。
――そんな中、後半33分に悔しい失点を喫しました。
後半に入って、相手が中盤を使ってくるようになって、そこで僕らも後手になってしまった。あの失点も不用意なファウルからだった。一瞬の隙をつかれて、防げなかったですね。
――関西リーグとJFLの違いはどうでしたか?
相手選手の個人のスキル、技術、能力だとかは関西リーグとは全然違うなとは思いました。でもチームで戦えれば、十分戦える部分もあると思うので、そこまで圧倒的な差はないと思ってますね。
――今日のご自身の役割は?
相手が蹴ってくる中で、セカンドボールを拾うという部分は監督から言われていたので、そこは積極的にボランチでしっかり拾うということを意識していました。
――三重のプレー強度の強さについて、どう感じましたか?
背の高い選手も多かったので、どうなるかなとは思っていましたけど、うちのセンターバック3枚も強さがしっかりあるんで、勝ててたかなと思いますし、そこまで怖くはなかったですね。
――攻撃面についてはいかがでしょうか?
僕らボランチの課題でもあると思うんですけど、守ってばっかりじゃ試合には勝てないので。どこか中盤で一つ(相手のマークを)剥がしたりだとか、前に出ていくプレーを増やせれば、チャンスも増えていくと思うので。今後の伸びしろの一つかなとは思っています。
――天理市出身で、ディアブロッサ高田の下部組織でプレー。奈良で迎えるJFLの舞台はどうでしたか?
何人か知り合いとか職場の人とか見に来てくれてたんで、勝てなかったのは残念です。組織的にはまだまだ小さいクラブなんで、一人でも多くの人に見に来てもらって、僕らも魅力あるサッカーして、サポータ―を増やしていけたらなと思います。
――ついにJFLの舞台に立ちました。波乱万丈のご自身のキャリアを振り返ってみてどうですか?
巡り合わせとか運命もあるんですけど、下積み時代というとあれですけど、本当に色んな経験をしてきました。ただ自分自身ももっともっと上を目指しているんで、JFLでもっと飛躍できるように、次の試合に向けてしっかり準備していきたいと思います。
梅本タツヤ
奈良県のスポーツの面白さや奥深さを広く発信するべく活動している副業スポーツライター(普段はサラリーマン)。好きなスポーツは、球技(野球・サッカー・バスケ)、格闘技、モータースポーツなど。運動音痴なため得意なスポーツはなし。