はじめに
10個目の質問は「防災活動・情報収集」についてです。
比較的災害が少ないと言われている奈良ですが、近年の災害リスクの高まりは無視できるものではありませんよね。万が一に備えて、対策は万全にしておきたいところです!
私は小学生の時に東日本大震災を経験し、身をもって避難訓練の重要性を知りました。
当時は避難訓練のおかげで迷うことなくすぐに身を守る行動を取れました。さらに、自分でも驚いたのは避難をする際、馴染みの「背の順」に無意識に整列していたことです。整列順が決まっていたことが、緊迫した状況での混乱を防いだとも言えるかもしれません。この経験から、避難訓練と習慣が自分の身を守るのだと学びました。
慣れない場所だと災害への不安も大きいです。
先輩移住者の方達はどのように防災対策をしているのか聞いてみましょう!
ご回答
先輩移住者の回答

災害については、橿原市のLINEなどで即時情報が共有されるようなシステムが構築されています。(男性/30代)



SNSで即時情報が届くのはとても便利ですよね!
緊迫した状況下では、根拠のない「○○らしい」という情報で混乱することは避けたいです。そのため、公的な情報を手に入れられるのはとても安心です!



市役所でいただくものに避難場所が記載されています。それで問題ないと思います。
あとは、町内会への加入でしょうか。地域の人に聞かないと詳細はわからないです。
防災士の研修は県が毎年開催されていて今年応募しましたが、抽選落ちしました。(男性/40代)



避難場所のチェックは必須ですね!
防災士については私も興味があり、受講したいと考えておりました。抽選落ちをするとは、なかなか倍率が高そうですね…。



町内に防災会があります。(男性/60代)



非常時において近隣住民との結束はとても重要ですよね。
「共助」の中核となる防災会の活動についても、意識的に調べたいと思います。



防災訓練などは頻繁にあります。ただ、毎回固定のメンバーしか集まらないなどの課題もあるようです。(男性/40代)



地域の防災訓練への参加は強制ではないため、なかなか難しい問題ですよね。
個人的には、おそらく誰もが避難の仕方についてはある程度理解していると思うため、「高齢者が多い地域のための避難訓練」、「ペットと一緒に行う避難訓練」など、状況を個別化して自分事化を促し、応用力強化に繋げることが必要かなと考えておりました。



川の氾濫などの水害、行政の情報をチェックしました。(女性/60代)



川など水害への対策も必須ですね!
人は数十センチでも溺れることがあると聞きますので、油断はできません。



今井町ならば年1回防災訓練があります。(女性/40代)



防災訓練の開催日時を見逃さないようにしなくてはなりませんね!
橿原市役所地域振興課の回答



市のHPではハザードマップや地域の防災活動、災害対策の情報を発信しています。詳しくは「防災情報」のページをご覧ください。



避難場所や防災情報の発信について紹介されており、わかりやすいです!
災害だけではなく防犯や害獣についての情報も知れるのは、とても心強いです。さらに、多言語対応もあるため海外の人も安心して暮らせると思いました。
おわりに
先輩移住者の方達は行政や町内会などから発信される情報を集めて、積極的に防災活動を行っているようです。
地域ごとにそれまでの災害暦、注意すべき出来事は異なるため、その地域に長年住まわれている方のお話もぜひ聞いてみたいと思います。
次回は「移住・引っ越しの際の工夫、お得な制度等はありますか?」です!
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#9「言葉や文化の差で驚いたことはありますか?」
#10「防災活動・情報収集はどのようにしていますか?」