創業41周年！地元民に愛され続ける郷土菓子「総本家さなぶりや」

2024年6月27日

橿原観光で人気のおふさ観音のすぐ近く！
JR畝傍駅から徒歩10分のところにある「総本家さなぶりや」。
大和の伝統菓子「さなぶり餅」が食べられるお店です。

「総本家さなぶりや」のアクセス・営業時間・駐車場

小路を進むと現われる黄色いテント屋根。
オリジナルソング「さなぶり音頭」が流れる店内には、平日にもかかわらず何人ものお客さんの姿がありました。

「さなぶり餅」は「半夏生餅（はんげしょうもち）」、「小麦餅（こむぎもち）」とも呼ばれるお餅で、「さなぶり」の「さ」は田の神様、「なぶり」は昇りを表しています。昔は田植えを無事に終えた感謝の印として、田の神様へお供えしたり共に作業をした仲間と一緒に食べる習慣があり、農家の方に親しまれていたそうです。

その習慣からヒントを得て、昭和59年に奈良山の名物として販売を開始。お米屋さんでもある店主が地域住民との会話がきっかけで販売を思いつき、試行錯誤の末に商品化が実現しました。

今回は、きなこがたっぷりかかったさなぶり餅とお茶のセットを頂きました。
小麦の豊かな風味とほのかな甘味が感じられる素朴なお味です。
弾力がありながらも歯切れがよく、小麦のプチプチした食感が癖になります。

また、栄養満点なのも魅力の一つ！
餅米だけでは不足しがちなビタミンB1、タンパク質、植物性の脂肪酸、植物繊維、カリウム、鉄が、小麦ときなこを一緒に食べることでバランス良く摂取できます。

さなぶり餅の他に、藤原京に群生している蓮を使用した「ハスの実甘納豆」も販売されています。
さらに、HPでは商品の注文方法や材料販売、レシピが紹介されていますので、ぜひご覧下さい。

大和の国から続く伝統と歴史を感じられる郷土菓子をぜひご堪能下さい。

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