橿原市からJリーグを目指すサッカークラブ「飛鳥FC」が所属する「日本フットボールリーグ(JFL)」は、いよいよ今週末に開幕。
今季から昇格した「飛鳥FC」は3月9日に、「ティアモ枚方」とたまゆら陸上競技場(大阪府枚方市)にて戦います。 カシュー編集部は、そんな開幕戦を前に、背番号7番・清川流石選手にインタビューを敢行!自身やチームの状態、JFLで見せたいプレーなどについてお伺いしました。
清川流石選手インタビュー

※写真は昨年度の全国地域サッカーチャンピオンズリーグ時のものです。
清川流石(きよかわ さすが)
1996年7月20日生まれ、28歳。滋賀県守山市出身。愛媛ユース、びわこ成蹊スポーツ大を経て愛媛FCでプロデビュー。おこしやす京都を経て、2023年飛鳥FCに加入。24年は関西リーグでチームトップの7得点、地域CLでは大会得点王となる5得点を挙げ、JFL昇格に貢献した。
――開幕を前にして今のお気持ちはいかがですか。
楽しみですね、すごくそれが一番です。
――ご自身の現在の調子は
調子はいいとは思いますし、体の痛い部分とかもないんで、コンディションも良く、いい状態で開幕を迎えられるかなとは思いますね。
――開幕戦の相手はティアモ枚方ですが、印象はいかがですか。
僕が愛媛FCを満了になった時に、次のチームが見つかってないっていう状況の人たちが集まって、枚方と試合をしたことあるんですけど、その時は結構いいメンバーが揃ってて、みんな速くて、結構パスを繋いでくるっていう印象があります。今もそれに近い印象ですね。
――どういったサッカーを見せたいですか。
相手のやり方を見て、僕たちがどうやって嵌めていくかというのが僕らのスタイル。攻撃の部分では、相手を見て奪った時に早く攻めるかが飛鳥の色だと思う。相手をリスペクトをし過ぎず、僕たちもこれくらいやれるぞというのを見せたいと思う。それは個人もそうだし、飛鳥FCの色というのを開幕から出せたらなと思います。
――選手も半分入れ替わりました。新加入の中で意識する選手は。
特別意識したりとかはするタイプじゃないんで。強いて言えば、愛媛ユース時代の後輩でもある小倉寛太選手。高校ぶりに一緒にプレーするので。あの頃のままだなと思う時もありますが、彼の良さもあるし、彼のプレーをもっと理解してあげて、僕がそれを活かして、自分も彼に活かしてもらえればなと思っています。
――昨年は数々のゴールで昇格の立役者になりました。JFLで見せたいプレーは?
存在感は示したいと思います。リーグは変わったけど、やることは特別変わらないと思う。数字というものを前の選手として意識しないといけないし、飛鳥FCはしっかり守って少ないチャンスをものにするチーム。数字で存在感を見せないといけないなと思っています。2桁得点、2桁アシストは自分自身マストだと言い聞かせてやっていきたいですね。
――対戦が楽しみなチームはありますか。
おこしやす京都時代に苦い思いをさせられているので、個人的には借りを返したいなと思っています。また(ヘッドコーチの)成山一郎さんが愛媛FCのコーチをしてた時に練習参加等でお世話になったので、成山さんとの対戦も楽しみです。
――サポーターにメッセージ
スタジアムに足を運んでいただきたいというのが一番ですけど、それは僕らが言葉で発信して簡単に届く事ではないので。結果を出してチームが新聞やメディアに載るようにプレーするのが、選手としては一番だと思っています。あとは上手く話題を作りたい。イオンモール橿原が大きくなるのとかも話題になっているので、ぜひコラボとかできればいいですね。チームとしても個人としても結果を残していきたいし、もしその結果が少しでも気になったなら、ぜひスタジアムに足を運んでもらいたいですね。
飛鳥FC 2025シーズン 注目選手紹介
背番号6 DF大倉康輝(おおくらこうき)選手
チーム在籍4年目のセンターバック。大卒で加入した奈良クラブ時代にJFLを戦った男が奈良のクラブでJFL帰還。
背番号8 MF斧澤 隼輝 (おのざわ としき) 選手
開幕戦を戦うティアモ枚方より加入。セレッソや北九州でもプレーした前への推進力に優れたアタッカー。
背番号9 FW奥田 陽琉(おくだひりゅう) 選手
レイラック滋賀より新加入したストライカー。昨年はJFL12試合で4得点。貴重な得点源として期待される。
背番号17MF井口椋介(いぐちりょうすけ)選手
天性のスピードで相手を置き去りにする欧州帰りの韋駄天ドリブラー。チャンスメークは一見の価値あり。
梅本タツヤ
奈良県のスポーツの面白さや奥深さを広く発信するべく活動している副業スポーツライター(普段はサラリーマン)。好きなスポーツは、球技(野球・サッカー・バスケ)、格闘技、モータースポーツなど。運動音痴なため得意なスポーツはなし。