飛鳥FCが2025日本フットボールリーグ(JFL)ホーム開幕戦を開催!雨中の“カシリク“に393人のサポーターが集結!試合レポート

飛鳥FC250316
  • URLをコピーしました!

橿原市からJリーグを目指すサッカークラブ「飛鳥FC」が所属する「日本フットボールリーグ(JFL)」が開幕。記念すべきホーム開幕戦は、3月16日に橿原公苑陸上競技場で行われ、飛鳥FCが0-1でヴィアティン三重(三重県)に惜敗しました。

カシューWEB編集部は、雨の中開催されたホームゲームに潜入!
試合レポートをお伝えします。

目次

試合前

飛鳥FC250316

今季から全国リーグであるJFLに昇格した「飛鳥FC」。先週の開幕戦では、アウェイの地で、ティアモ枚方に1-2で惜しくも敗戦しました。

この日は橿原公苑陸上競技場、通称カシリクにヴィアティン三重を迎えての記念すべき初のホームゲーム。14時開始の試合には、キッチンカーも多数出店、グッズ販売にはサポーターが列をなすなど、お祭りムードでした。

来場者にはチームカラーであるエンジ色にエンブレムが描かれたハリセンがプレゼントされました。裏面は選手の顔写真入りで、初観戦の方には嬉しい一品です。試合前には、亀田忠彦・橿原市長も来場し、サポーターへ挨拶。キックインセレモニーで会場を盛り上げていました。

試合展開

相手のヴィアティン三重は、昨年のJFLで5位に入った強豪クラブ。三重からもオレンジ色を身にまとった多数のサポーターも駆けつけ、声援を送ります。

飛鳥はフォーメーションを前節の4-3-3から、3-4-3に変更。試合は、序盤から飛鳥が三重の大型FWを中心とした攻撃に耐える展開となります。
相手DFから何度もロングボールが放り込まれ、何度もピンチを迎えますが、この日3バックの中央に入った篠原和希選手や、大卒ルーキーのGK桃井玲選手を中心に、ボールを跳ね返します。一方の飛鳥は、虎視眈々とカウンターを狙います。両ウイングに入った小倉貫太選手の思い切りのいいミドルシュートや、井口椋介選手の鋭いドリブル突破からのシュートでゴールを狙いますが、惜しくも枠を外れます。全体的には耐える時間が多かったものの互角の戦いで前半を終えました。

後半も前半同様に一進一退の展開に。
三重の高さと強さのある攻撃を耐え抜きながら、カウンターでの得点を狙います。均衡が破れたのは後半33分。三重の敵陣深くからのロングボールから、抜け出した相手MFにクロスを上げられると、ゴール前は混戦に。一度は弾き返したものの、最後はこぼれ球を三重のMF荒川永遠選手に押し込まれ、悔しい失点を喫します。
直後に美濃部直彦監督は勝負に出ます。3人の選手を交代し、フォーメーションを変更。前線に選手を増やして攻勢に出ます。再三ボールを相手ゴール前に放り込みますが、三重DF陣に阻まれ、タイムアップ。悔しい0-1での敗戦となりました。

「レベルの高いところでこういうチームと戦えるのが本当に楽しい」美濃部直彦監督、試合後コメント

――今日の試合について

今日は何とか相手の強い攻撃を抑えたいというイメージが強かった。(開幕と布陣を変えたのは)長いボール主体のチームで、初戦のティアモ枚方とは対照的に違うチーム。サイドも速い選手がいたので、相手と同じシステムでぶつけた。

――1点差の惜しい試合が続いている

まず自分たちの作り上げたものがJFLの中でどれだけ出来るか(見極めている)というところ。この2試合を終えた時点では、全く出来ないなという印象はなくて、もう少し詰められたらいい結果が出るんじゃないかという風に思っているし、選手にもそう言っている。よく見たら実はエラーしているシーンが多くある。関西リーグではやられなかった所でもJFLでは、エラーの回数が増えたらやられる。そういう所をちょっとずつ改善していく。もうちょっと時間が必要かなと思っている。

――JFLでの戦いについて

選手にも言っているが、この前の枚方と今日の三重では全然サッカーが違う。これが面白い。レベルの高いところでこういうチームと戦えるのが本当に楽しい。この前もハーフタイムに「めっちゃ楽しいなと。どうやって勝とうか考えよう」と、話をした。それは5連敗しても6連敗しても変わらない。

――橿原でのホーム開幕戦について

ちょっと雨が降ったのは残念。相手のサポーターもそうだし、この雨の中来てもらって、非常に感謝している。カテゴリーが一個上がって雰囲気もよくなってくると思うし、我々が勝利、もっとワクワクするようなプレーを見せられたら、もっと見に来てもらえる人が増えると思うんで、ホームゲームでは、そういうところも気にして、勝利を目指したいなと思う。

――今後の意気込み

開幕から2連敗で、選手やスタッフ、関係者も不安はよぎると思うけど、元より我々は一番下からのスタートなんで、一個ずつ一個ずつ戦って、ここで自信をなくすのではなく、もっともっと自信を持って戦えるようにメンタルのコントロールをして、やっていきたい。

筆者

梅本タツヤ

奈良県のスポーツの面白さや奥深さを広く発信するべく活動している副業スポーツライター(普段はサラリーマン)。好きなスポーツは、球技(野球・サッカー・バスケ)、格闘技、モータースポーツなど。運動音痴なため得意なスポーツはなし。

飛鳥FC250316

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次