【聖心学園】奈良クラブ バックヤード見学&試合観戦レポート

聖心学園中等教育学校 RESEARCH Lab.(探究部)奈良クラブ訪問レポート
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本記事は、聖心学園中等教育学校のRESEARCH Lab.との連携で提供しています。
RESEARCH Lab.に所属する生徒自身の言葉でお届けします。

見学日時:6月13日(月)17:30
場所:県立橿原公苑陸上競技場(橿原市)

聖心学園中等教育学校 RESEARCH Lab.

聖心学園中等教育学校 RESEARCH Lab.(探究部)奈良クラブ訪問レポート

6月13日(月)、県立橿原公苑陸上競技場において、JFL所属の奈良クラブの公式戦(対ホンダロックSC)が行われました。

今回、私たち聖心学園中等教育学校RESEARCH Lab.(リサーチラボ)のメンバーは、奈良クラブより橿原市におけるJFL公式戦への無料観戦に招待され、併せてバックヤード見学もどうですかとお声がけいただきました。私たちは以前からイベントの企画・運営について学びたいと考えており、そのことに加え、以前に学校で行われた奈良クラブの運営・広報スタッフによる講演を通して「プロの選手の本格的な試合を観戦してみたい」と思っていたので、試合前の見学をお願いしました。

当日は、奈良クラブの運営担当者・山川達也さんの案内で、会場の設備やイベントを運営する時に行っていること、どのように協力して運営しているかなど、お話を伺いました。

目次

山川さんのお話

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山川さんは「イベントでは役割分担やみんなで連携を取ることが大事」、また、「何かしらのトラブルが発生したとき、コミュニケーションを取りながら対処することも大事」だと仰っていました。

運営本部ではスタッフ同士がトランシーバーを使ってやり取りをし、情報整理や紙の印刷などをしていました。選手控室では、選手が万全の状態で出られるようにウォーミングアップをしていました。また競技場の会議室は、試合後に記者が監督らにインタビューする記者会見室になっていました。

グラウンドに出ると、所狭しとスポンサー企業の看板や選手の名前が書かれた旗が設置されており、「応援してくれる会社を出して宣伝することで、その会社へのメリットを生み出し、対等なパートナーとしての関係を築いている」と山川さんが説明してくれました。

試合の運営について

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競技場のすぐ外ではインフォメーション(総合案内所)でのチケット販売や観客への臨機応変な対応がなされており、グッズ販売所では選手の顔や文字がプリントされたクラブTシャツなどが販売されていました。

また、競技場の外には屋台も並んでいました。焼きそばやかき氷、唐揚げなど定番のものだけでなく、奈良クラブのキッチンカーで出店していた「菩薩カリー」の「今日だけのカレー」や、タイ国政府認定レストランの認証をもらった本格タイ料理店によるガパオライスなど、なかなか食べられないような特別な料理も販売されていました。

そこではダンボールで作られた簡易的な椅子が設置されていて、観客への配慮が伺えました。観客席では手すりの部分にゴミ袋をつけ、観客がいつでもゴミを捨てられるよう、きれいな会場を保つための工夫もされていました。私たちが注目したのは「deergreen」という取り組みで、スポンサー企業とともにごみの分別に力を入れ、環境への配慮がなされていました。

試合の運営はもちろんのことですが、両チームのスケジュール管理、マスコミや関係者への対応、会場の整備、競技場外の出店の調整、観客への細かい工夫や様々な配慮を行っているのが、運営担当者の山川さんとクラブのスタッフたちです。山川さんは「責任者として試合の進行、スケジュールの確認などを逐一行い、人とのコミュニケーションを大事にして、急な事態に陥ってもカバーできるようにしている」と話しておられ、並々ならぬ努力が伺えました。

バックヤード見学後、試合開始時間の18:30に近づき、観戦のためスタンドに入ろうとしましたが多くの観客でうまっていたため、バックスタンド側の芝生席に入りました。聞けば今季最多の入場者数だったようで、奈良クラブの人気とクラブの集客への努力を感じました。サポーターはもちろん、観客の中には家族や友達同士、小学生〜高校生のサッカーチームの団体や仕事や学校帰りに来ている方など、様々な人が試合を楽しみに来ていました。

実際に試合を観戦!

聖心学園中等教育学校 RESEARCH Lab.(探究部)奈良クラブ訪問レポート

初めて体験するサッカーの試合観戦は、場内の熱気を大いに感じられる場所でした。選手たちは体をぶつけあいながらプレーし、プロの試合はこんなにも大人の本気を感じるものなのかと思いました。奈良クラブが先取点を取ると、場内に大きな歓声が巻き起こりました。

そして、空が暗くなりだんだんと強く光を放っていく場内ライトが、選手たちを鮮明に、とてもかっこよく映し出します。人間はあんなに遠くにボールを投げられるのか、フィールドの端から端まで軽々とボールを蹴れるものなのか。あの脚力はどう頑張っても私たちには出せないなと思いました。後半になり、試合終了が近づくにつれ一層白熱する試合を素人でも肌で感じることができました。

試合は1-0で奈良クラブの勝利に終わり、私たちの観戦も充実したものになりました。

試合や運営を見学して感じたこと・心に残ったこと

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会場を見学させて頂いたり、山川さんのお話を聞いて、ひとつのイベントを運営するにあたってたくさんの方々が協力していることがわかりました。そして、ゴミの分別に力を入れ環境への配慮を行ったり、奈良クラブをたくさんの人に知ってもらおうと頑張っている山川さんやその他の関係者の方々の熱い思いや奈良クラブ愛がすごく伝わってきました。

たくさんの方々のおかげで楽しく、また勉強になる素敵なスポーツ観戦ができて、いい思い出になりました。これから何かイベントを運営したり参加する時に、今回学んだことを活かしたいと思います。今回はじめてスポーツ観戦をしましたが、とても楽しかったので、また観戦したいと思いました。

(中等3年・S)

実際に見学したりお話を聞いたことで、責任者としての立ち回り方の難しさや、スポンサーとの協力し合った宣伝の仕方を学ぶことができました。今まで体験したことのない「運営を行うにあたっての臨場感や緊迫感」を味わい、とても勉強になりました。このような機会はなかなかないので、経験できてとても嬉しかったです。

私は試合中に競技場前で販売していたガパオライスとマンゴージュースを食べながら観戦しましたが、みんなと盛り上がりながら食べるご飯はとても美味しく、強く印象に残っています。また食べたくなる味でした。友達と話しながら見る試合とはこんなにも楽しいものなのかと知ることができ、また観戦したいと思いました。

(中等3年・N)

サッカー観戦を普段しない私だけど、裏ではこんなに多くの人が集まって、頑張っていることを知りました。そして最高のサッカーの試合になることで観戦した人に楽しんでもらい、街をにぎわせてくれるのだと知り、私は関わった人達の活躍がすごいのだと改めて実感しました。

(中等1年・U)

サッカーのルールはよくわからないのですが、生で見るサッカーの試合は、テレビでみる試合より迫力があり、面白かったです。見に行って感じたことは、私はイベントは楽しむもの、それだけだと思っていましたが、イベントはその場所を盛り上げたり、遠くから来た人に場所を知ってもらったりと大切なものなのだと思いました。

(中等1年・K)

RESEARCH Lab.(探究部)とは?

今年度から始まった聖心学園中等教育学校の部活動(同好会)。「社会とつながる様々な活動を通して、自身の世界を広げる」ことと「自身の興味関心ややりたいことで、社会に新しい価値を生みだす」ことを活動目的に、「シビックテック飛鳥」の活動への参加や、地域のボランティア清掃への参加、SNS等でのグルメなど地域の魅力発信、全国の中高生とニュースを通じて交流するオンラインイベントへの参加など様々な活動に取り組む。

今後、引き続きカシューWEBへの記事掲載や、イベントの開催、県内他地域との交流なども行っていく予定。

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