橿原市出身・オリックス 野口智哉選手インタビュー ルーキーイヤーの奮闘と橿原市への想い

オリックスバファローズ 野口智哉選手 橿原市
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橿原市出身で、昨年のプロ野球ドラフト会議にてオリックス・バファローズに2位で指名された野口智哉選手。

ルーキーイヤーとなる今年は、身体能力を活かしたパワフルな打撃や内外野を器用にこなす守備を武器に、1軍定着を目指して日々奮闘しています。カシューWEB編集部はそんな野口選手にインタビュー取材を敢行!プロ入りから半年経った現在の心境や、橿原市での思い出などについて話してもらいました。

目次

ルーキーイヤーを半年終えての手ごたえと課題

オリックスバファローズ 野口智哉選手 橿原市

2022年シーズン開幕当初は2軍スタートだった野口選手。開幕から約1か月後の4月19日に、1軍へ初昇格を果たすと、その日に京セラドーム大阪で行われた福岡ソフトバンクホークス戦に1番・三塁手として初出場。8回にはレフト前へプロ初ヒットを放つなど堂々のプレーを見せました。その後は複数のポジションを守れるユーティリティー性を活かして徐々に1軍でも出場機会を増やすなど奮闘しています。

──ルーキーイヤーから1軍でコンスタントにプレーしています。ここまでのシーズンで手ごたえを感じていますか?

野口 そうですね。ここまで各球団のエースと呼ばれるような選手からもヒットを打てているので、自信にはなっています。

──昨年のパ・リーグのチャンピオンチームに加入しましたが、オリックスはどんなチームですか?

野口 投手陣がいいチームなので、守りが中心にあるしっかりしたチームです。チームの先輩にもよくしてもらっています。真菅小学校6年生の時にジュニアチームのメンバーに選んでもらったオリックスに加入するというのは、やはり何か縁があるのかなと感じています。

──プロ野球選手として半年間生活してみて、実感はどうですか?

野口 学生時代と違って毎日試合があるので、やっぱり疲れは溜まりますし、日々練習もあって自由に出来る時間も多くはないので、これが仕事として野球をするということなんだなと感じていますね。

──目標としている選手はいますか?

野口 巨人の坂本勇人選手です。打てて、守れて、走れる遊撃手というのは魅力的なので、目標にしています。自分も肩の強さを活かした守備というのはプロ入りしてからも成長している部分だと思います。バッティングはまだまだ課題が見つかっているので、そういった部分はなくしていきたいと思います。

プロ入りまでの軌跡と目標

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オリックスジュニアのメンバーに選ばれるなど橿原市内ではトップクラスの選手だった野口選手。中学年代には、県内有数のチームである葛城JFKボーイズに進むと、同じく昨年プロ入りを果たした松本竜也選手(広島カープ)、福元悠真選手(中日ドラゴンズ)と共に、全国優勝も経験しました。徳島県の鳴門渦潮高校では甲子園の土を踏み、関西大学では大学リーグのベストナインを4度獲得するなどの大活躍する姿がスカウトの目にとまり、ドラフト指名を受けました。

──野球をはじめたきっかけを教えてください。

野口 父親が野球をしていて、幼稚園の時からずっとボールを触っていたらしいです。真菅小学校のチームであるマスガファイターズ(現マスガスピリッツ)に幼馴染がいて、誘われて始めました。当時はめっちゃ楽しかったなという記憶があります。練習だけでなく、休み時間なんかもみんなで遊んだなという思い出があります。

──プロ入りを意識されたのはいつですか?

野口 高校3年生の夏前にはプロ野球選手になることを意識していました。大学は決まっていたので、4年後には絶対にプロに入ろうと思って、大学時代もそこを意識して練習してきましたし、進路をプロ野球以外で考えたことはなかったですね。

──今年の4月16日には、ウエスタンリーグの公式戦で、地元橿原市の佐藤薬品スタジアムに凱旋しました。その時のお気持ちは?

野口 自分は奈良県外の高校に進んだので、奈良県の高校野球の予選が行われる「佐藤薬品スタジアム」でプレーしたことがなかったんです。まさかそのグラウンドに自分が立つとは思っていなかったんで、それも何かの縁かなと思ってプレーしてましたね。

──今後のプロ野球選手としての目標はありますか?

野口 首位打者と打点王を取れるようなそういう選手になりたいですね。

野口選手が語る 橿原市への想い

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「プロ野球選手になる」という夢を抱いて中学卒業と同時に橿原市から単身県外へと移住した野口選手。それでも橿原での思い出の場所をお聞きすると、いろんなことを話してくれました。

──橿原市での思い出の場所はありますか?

野口 やっぱり今井町ですね!もともとは隣町の五井町に住んでいたので、大成中学校からも近い今井町にはよく行きました。橿原市内ではやっぱり独特の空気感があるので、子供ながらにいいところだなと思ってました。

僕が住んでいた時は、今みたいにあまり店がなかったんですが、今は町おこししてお洒落なカフェなども出来ていると聞いています。また行ってみたいですね。

思い出のお店でいうと、「バッティングセンター四条」の傍の「中華家 がじゅまる」さんです。よくバッティングセンターで練習した帰りに家族でお邪魔していましたね。親はお店特製の「がじゅまる丼」を食べていましたが、僕はいつも「天津飯」。そればっかり食べていた覚えがあります。

──野口選手が感じる橿原市の良さはありますか?

野口 中学校まで住んでいただけなんですが、本当にいいところだと思います。ほどよい田舎感というか、不便な訳ではないんですけど、ちょうどいい感じが好きですね(笑)

最近はコロナウイルスの影響でなかなか実家に帰る機会もないんですけど、落ち着いたらまた戻りたいですね。

──読者の方にメッセージをお願いします!

野口 橿原市民の皆さんに「誇り」と思ってもらえる存在になれるように頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!

筆者

梅本タツヤ

奈良県のスポーツの面白さや奥深さを広く発信するべく活動している副業スポーツライター(普段はサラリーマン)。好きなスポーツは、球技(野球・サッカー・バスケ)、格闘技、モータースポーツなど。運動音痴なため得意なスポーツはなし。「奈良のスポーツ文化に寄り添った地域密着型スポーツメディアを目指す」という大言壮語を掲げつつ、それとは裏腹にゆるく奈良を中心とした関西のスポーツを定点観測するブログ「スポーツプレスNARA」を運営中。Twitter(@SportspressNara)もやってます。

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